■ヴリトラ・アプサラス・ウィルム・フォン・イリアス

  イリアス王国国王。
  統一戦争の英雄、勇王ウィルムの直系。
  広範な分野の学問を修めた学問好きの王で、
  その功績から彼は賢王と呼ばれる。
  その功績とは、200年前の内乱以降
  いつ反乱を起こしてもおかしくない状態だった
  各自治区の長を、王国の貴族として待遇することで
  民族の尊厳を回復し、真の意味での
  自治区制を確立したこと。
  人心掌握術と政治学、帝王学に長けた
  ヴリトラ王だったから実現出来たことだと、
  貴族たちは声を揃えて賞賛する。
  知性に溢れ、眼光鋭い国王だが、
  最近生まれた王子の息子、
  すなわち孫には大変甘いとの噂。





■エイルマー・フォン・バードウィッスル

  イリアス王国の宰相。
  冷静沈着で、大変優秀な人物。
  国政において国王を支える、
  きわめて重要な位置を占める。
  アーチェリーが趣味で、
  職務における彼の類まれな
  集中力と判断力は、その趣味によって
  磨かれたといわれる。





■セドリック・フォン・チェスタートン

  イリアス王国の執政官。
  情熱的で大胆な行動力も併せ持つ、
  大変有能な人物。
  エイルマーとともに、国王を陰日なたに支える。
  彼の趣味は馬術。
  執政官としてのバランス感覚に優れるが、
  それには三半規管の能力も
  無関係ではないらしい。





■バーナード・アダムソン

  鉱物学学会の長。
  王立高等学院でも教鞭を振るう。
  フェリオが新発見した鉱石のことを
  心の底から讃えており、
  彼に協力的。
  趣味はチェス。
  論理的な思考に優れる彼は、
  休日にはチェスで頭の体操を欠かさない。