「俺は、右に行く。そっちのほうがシヴァの居場所に行けそうな気がする」
「ええ、それが正解でしょう」
 川の源泉が、集局点の中心である。セリオルのその考えに、変わりは無かった。
だとすれば、戦力的にも右の道に傾けるのが正道だろう。 「じゃあ、行こうか」
 二手に別れた仲間たちにフェリオがそう声を掛けた。
仲間たちは大きく頷き、それぞれの選んだ道へと足を踏み出した。






第98話