「大枯渇の調査が終わったら、その後水晶の泉へ行きます。クロイスのご両親のお参りをしましょう」
「……え?」
 戸惑うクロイスに、スピンフォワード兄弟のにやにや笑いが向けられる。
クロイスは頬が紅潮するのを感じた。
「行くに決まってんだろバカ」
「わざわざそんな、顔を赤らめて言わなくてもいいんだけどな」
 クロイスはますます顔を赤くし、口をぱくぱくとさせる。







「彼、まだ話してないことがあるわね」
「え……?」
 手すりに背中を向けて、アーネスはモグを抱いたままもたれ掛かった。
風が彼女の金色の髪をなびかせる。目にかからないようにその髪を押さえて、アーネスはもう一方の手でモグを撫でている。



「まだ話すべきじゃないと思ってるのか、確信が無いからなのか、それはわからないけど」
「クポクポ」




第53話