ナッシュラーグ北東地区。フェリオはそこかしこから出現する黒い魔物たちをアズールガンで撃ち抜きながら走っていた。
戦いながら、フェリオは考えていた。ゼノアが――ほぼ間違い無くあの男の仕業だろう――この襲撃を仕掛けた意味は何なのか。いかにゼノアといえど、意味も無く故郷を襲うことなどしないだろう。
恐らく、このナッシュラーグにフェリオたちがいることを察知されている。ゼノアにはこのナッシュラーグに来る理由と目的があり、フェリオたちはその障害になるのだろう。この旧皇都、その広い街の各所に強力な魔物を配置したのは、フェリオたちの戦力を分散させるためであるに違い無い。
裏を返せば、ゼノアはこの街で、何者にも邪魔をされずに達成したいことがあるのだ。
そう推測した時、フェリオの脳裏に蘇る光景があった。
皇家の墓から消えていた、パスゲアの棺だ。
「……ゼノアめ、まさか」
しかしフェリオの思考は、そこで中断された。
鋭く凶悪なマナが、彼の意識を捕らえたためだ。
「あそこか」
魔物の姿はまだ見えない。周囲はごく普通の住宅街だ。建物の背を超えるような巨体の魔物ではないらしい。
ナッシュラーグの人々の怯えた視線が感じられる。突如として来襲した魔物の大群に、市民は混乱していた。ここへ来るまでの間にも、フェリオに救われた者が何人かあった。
まだ魔物から避難する途中のひとたちに安全な方角を指示しながら、フェリオは強力な魔物のマナを辿り、その姿を探した。
すぐに攻撃を仕掛けられるよう、フェリオは建物の屋根に上った。敵がそれほど大きくないのなら、このほうが広い視界を得やすく、射線を通しやすい。
果たしてその魔物は、ゆったりと路地を歩いていた。
その姿は、フェリオの背にぞくりとした悪寒を走らせた。
人間よりやや大きなサイズになった、不気味な烏賊。それがまるで王族ででもあるかのような法衣を纏っている。その手――触手には杖を持ち、いかにも魔導師然としたいでたちである。
「やれやれ……またイカか」
塵魔クラーケンのことを思い出し、ややうんざりしながら、フェリオは銃を構える。
既にアズールガンは組み替えられていた。精密さはあるが威力の低い長銃ではなく、一撃必殺の威力を持つ重火器へと。
アズールガン【精霊】、モード・ランチャー。
照準はぴたりと合わせられ、ガンナーはトリガーを引く。
凶悪な威力を持ったロケット弾が、白煙を引いて飛ぶ。
着弾した砲弾は爆炎を巻き起こした。建物に被害が出ないようタイミングを合わせた射撃だったが、人々からは悲鳴が上がる。
そして魔物は、炎と煙の中から飛び出して来た。
不気味な烏賊の魔導師、マインドフレア。それがこの魔物の名だ。
上手く回避したのか、あるいは瞬間的に守りの魔法でも詠唱したのか。マインドフレアは無傷で、その法衣が少々焦げただけだった。
路地の上と、屋根の上。2者は対峙する。
烏賊といえど、恐らく頭脳は優れているだろう。魔物たちは得てして、姿かたちのとおりの性質を備えている。
マインドフレアが杖を構えた。だがその前に、フェリオは銃を組み替えている。
速射性に優れた2丁機関銃。厄介な魔法は、詠唱させないに限る。
凄まじい弾丸の雨がマインドフレアに襲いかかる。マナを練ろうとしたところを邪魔され、魔物は怒りの声を上げながら回避した。
その足元に転がった、小さな塊が数個あった。
マインドフレアがそれに気づいた瞬間、それは閃光と爆炎に姿を変えていた。
時限式に進化した、マナストーンの爆弾。以前のように物理的な力で着火させるのではなく、それ自体に自立した時限装置を組み込んだ改良版だった。もちろん、威力も向上している。父ルーカスの遺した高性能火薬を量産し、フェリオはそれを自分の技術として進化させていた。
炎の中からまろび出た魔物は、その触手を数本、失っていた。
「詠唱が遅すぎるんじゃないか? 黒魔導師の先生なら、紹介してやれるけどな」
2丁機関銃の銃口を魔物に向け、フェリオは唇の端に笑みを浮かべる。 ナッシュラーグ東地区の高等学園。その上空に現れた漆黒の穴から、次々に黒い魔物があふれ出してきていた。既に登校していた生徒たちはその恐怖に戦き、逃げ惑った。
魔物たちは学校の敷地に降り立ち、そこから街へ散って行った。混乱と恐怖が拡がる。逃げようにも、どこへ向かえば安全なのかわからない。人々はともかく自宅へ戻ろうとしたが、その道中にも当然のように魔物がいて、安全の確保はままならなかった。
級友たちと登校途中だったリナ・ルーインにしても、それは同じことだった。
「な、なっ、何なのよ一体! 何が、どうなってんの!?」
「わかんないよ! 私に訊かないでー!」
「とにかく逃げないと! どこ行けばいいかわかんないけど、逃げよう!」
ふたりの友人たちと一緒に、リナは魔物から離れる方角へ走った。ひとりで行動したくはなかった。自宅へ戻りたい気持ちよりも、今この場でひとりになることの恐怖のほうが勝った。
逃げながら、リナの脳裏を家族のことがよぎる。次にナッシュラーグに暮らす親戚たちや、学校の他の友だちのことが浮かんでくる。みんな無事だろうか。こんな突然の襲撃から、逃れられているだろうか。
今はとにかく、自分の身の安全を確保しなければならない。家族のことも友人のことも気になるが、まずは自分が助からなくてはならない。そのために彼女は、集中して逃げる必要があった。
だが、彼女は優しい人物だった。家族思いで、友人思いだった。だから彼女は、ふたりの友人と共に走りながら、どうしても家族たちのことを考えてしまったのだ。
――だから、一瞬遅れてしまった。
「リナ!?」
級友の鋭い声。それは警告であり、悲鳴だった。
目の前に、猛獣の姿があった。
リナは立ち竦んだ。ふたりの友人は、少し離れた場所にいた。彼女らはこの猛獣の姿をいち早く見止め、その視界に入らぬようにと路地を曲がったところだった。
家族のことを考えていたリナは、その行動に少し遅れてしまった。
猛獣は巨大だった。リナの身体の数倍はあるだろう。四肢は逞しく、爪と牙は鋭い。全身に斑がある。猫科の獣とよく似ているが、その両頬から1本ずつ伸びる、鞭のように長く太くしなやかな、それでいて禍々しい髭が、その獣が魔物であることを表していた。
身体が動かない。口から少しずつ、空気が漏れるように少しずつ、悲鳴が出ていくのが自覚できた。だがリナの身体は動かない。恐怖が彼女を縛ってしまっていた。
「リナ……」
小さな声が聞こえた。ふたりの友人が、彼女の名を呼ぶ声だった。
そしてその後、足音が聞こえた。この場から遠ざかっていく足音。
ふたりは逃げたらしい。それでいい。むしろそうで良かった。ここで自分がこの魔物の気を引くことで、ふたりが逃げられた。リナにとっては、その事実は救いだった。
――魔物が、地面を蹴った。
その瞬間のことを、リナは鮮明に記憶した。
魔物の動きは、恐らく人智を超えたものだっただろう。全身がバネであるかのような迅速な跳躍だった。その爪は、その牙は、明らかにリナに向けられていた。その身体を引き裂こうと、鋭利な刃のような爪が振り下ろされた。
だが、その凶刃が彼女に届くことは、無かった。
激しい激突音がした。それをもたらしたのは、リナの前に突如現れた影だった。
「退け!」
鋭い怒声。朝の光を散らす刃が、魔物の髭を斬り飛ばした。巻き起こった風が、その美しい金色の髪を揺らすのが見えた。
尻餅をついていたリナは、ぽかんとしてその人物を見上げた。
陽の光を受けて輝く、金色の鎧。ナッシュラーグの憲兵たちのものとは違う。リナは初めて、その鎧を目の前で見た。学校の授業で教わったとおりのものだった。
学校では、その鎧は忌むべきものだと学んだ。皇国の威光を遮った、憎き王国の剣にして盾。
だが今、その憎悪の対象であったはずのものが、彼女の命を救った。
「立てるか?」
凛として響く声。魔物に剣を向けながら、騎士は少女の手を取った。その騎士の美しい横顔に、リナはしばし見惚れていた。
「すぐに逃げなさい。あれの相手は、私がする」
「……は、はい!」
なぜあの鎧が今、ナッシュラーグにあるのか。その理由など、リナにはわかるはずも無かった。ただ彼女にとって、ひとつの真実が生まれた。
王国の騎士は、敵などではなかった。
少女が逃げおおせるのを待って、アーネスは魔物に殺気を向ける。巨躯を誇る猛獣は、斬り飛ばされた髭の恨みと共に、唸り声をこちらへ向けている。
「麻痺の風、クァールか。厄介な奴を寄越したものだ」
王国の剣が、魔物へ向けられる。両者は対峙し、同時に地を蹴った。
「おりゃおりゃおりゃおりゃ〜〜!!」
ナッシュラーグ南東地区。そこを駆け抜ける赤毛の男がいた。
一行の切り込み隊長こと、カイン・スピンフォワードである。空から現われる黒き魔物の群れに、彼の瞳は輝いていた。
初めて目にする魔物。カインは次から次へと、手当たり次第に獣ノ箱に捕らえていった。ここのところ不足気味だった魔物のストックがどんどん増えていくのが、カインには愉悦だった。しかもゼノアが呼ぶ魔物のことを、後日になるが研究できる。獣使いとして、それは正に幸福だった。
「はっはっはっはっ! 俺のところにこんな魔物を送ってきたのが間違いだったなゼノアアアアア!」
とこのように的外れなことを叫びながら、カインはナッシュラーグの街を爆走していく。
とはいえ彼の功績は流石と言えるものだった。獣使いとしてだけでなく、戦士としても優秀な彼は、街を駆け抜けながら的確に魔物たちを排除していった。
ある時は、
「きゃあああああああっ!」
と叫んでいた婦人を、
「よう、危ないとこだったな?」
と言いながら救出して、その瞳をハートにしたりした。
またある時は、
「うおおおおおおおおっ!?」
と叫んでいた親父を、
「んなとこで遊んでると怪我すんぜ、おやっさん!」
と言いながら救出して、喝采を受けたりした。
そんなことをしつつカインは、自分のエリアに現れた強力な魔物を探していた。
そして彼が黒き獅子のような魔物を獣ノ箱に捕らえた直後、それは姿を見せた。
広い場所だった。南東地区の商店が集まった広場で、噴水や多数の植木があり、平常時であれば美しい、市民の憩いの場だっただろう。そこから見える景色は、街のシンボルでもある何本もの風車塔を背景にして、実に調和の取れたものだった。
だがそこに現れた魔物は、まさに不気味のひと言に尽きた。
「うげ……」
黒き獅子の背後に隠れていたそれを見て、カインは呻いた。
可能な限り遭遇を避けたい、それはそんな種類の魔物だった。
身体は小さい。見た目で言えば、さきほど捕らえた獅子の魔物のほうがよほど強そうだ。だが、カインは知っている。この魔物は、恐ろしく強い――というより、厄介だ。
緑色をした、小さな身体。人間に似た姿かたちで、緑色の小人といった印象。黄色く光るつぶらな瞳が、じっとカインを見つめている。髪や髭は無い。口も鼻も耳も、少なくとも人間と同じ場所には見当たらない。
その身に纏っているのは、どうということもないただの襤褸だ。良く言えばフードのついた麻の法衣のようなものだが、法衣と呼べるほど上等なものには見えない。
それだけでも十分奇妙ないでたちだが、この魔物の最大の特徴は、その両手に持つふたつの道具にあった。
片手にランタン、そしてもう片手には、抜き身の包丁。
「よりによって、トンベリかよ……」
トンベリ。そう呼ばれるこの魔物の不気味さは、そのランタンと包丁、そして表情の無い緑色の顔に集約される。
カインは魔物のことをよく知っている。トンベリのことも、無論例外ではない。
彼は知っていた。この魔物が恐怖される最大の理由は、その包丁での一撃にあることを。
これまでに撃破した魔物たちの恨みが篭められていると言う、恐るべき一撃。“みんなのうらみ”と呼ばれるその一撃を受けて、生き延びる術は無いと言われる。一説には、過去に倒した魔物の数に比例して、その受ける威力は上がると言う。
「ま、俺にゃあ関係無いね」
そう言いながら、カインは獣ノ箱を取り出す。
「ほれ来い、ダーク・ファルコン! ダーク・タランチュラ! ダーク・ライオン!」
青白い炎となって、黒き魔物たちが現われる。決して脆弱でないこれらの魔物たちを、カインはほとんど無傷で捕らえていた。獣使いとしての彼の腕は、さらに磨きがかかっている。
「さーらーに、ストリング・コンチェルト!」
カインの手から銀色のマナの糸が伸びる。それは周囲で様子を窺っていた黒き魔物たちに命中し、それを虜としてカインの許に呼び寄せた。同時に、炎の魔物たちがトンベリに攻撃を仕掛ける。
「コンチェルト・マイティブロウ!」
ストリング・コンチェルト。獣使いの技術であるストリングに、青魔導師の青魔法を組み合わせた、カインのオリジナル技である。ストリングで操った魔物に、その魔物独自の技を使わせる技術、アンサンブル。それにさらに青魔法の威力を載せて放たせるという、文字通りの離れ業だ。
魔物たちによる連続攻撃がトンベリに命中した。不気味な小人は吹き飛び、地面に転がる。腰に両手を当て、カインは勝ち誇って笑う。
「はっはっはっ。俺は魔物に愛された男、カイン・スピンフォワード! 恨みなんざぁ受けるはずがねえってなあ!」
火炎、氷塊、雷光が飛び交い、黒き魔物たちを撃滅していく。
黒髪の黒魔導師は、次々に現われる魔物を呪文のひとつのみで屠っていった。
セリオルは、機嫌が悪かった。
猛烈に、機嫌が悪かった。
それはもう魔物から逃げる人々がセリオルの姿を見て、
「ご、ごめんなさいいいいい!」
などと叫びつつ逃げ出すくらいに、機嫌が悪かった。
「爛れの塵、不浄の底の澱となり、死へ至らしめる熱病を生め――バイオ」
「魁風よ。天より降り来る風神が戒めなりと仰せし暴威――エアロ」
「罪深き罪を忘れし悪鬼ども、偉大な大地に倒れ震えよ――クエイク」
中級黒魔法が放たれる度、黒き魔物の姿が消える。セリオルは攻撃魔法の詠唱を続けながら、敵からマナを吸い取っては補充していた。
「異端者よ、汝に奉ずる神は無し。虚言の祈りは虚空へ消えよう――アスピル」
吸魔の魔法は黒き魔物たちの持つ潤沢なマナをセリオルへと運び、そのマナがナッシュラーグに襲来した魔物の群れを殲滅していく。それはさながら、魔物を倒す魔人が如き戦いぶりだった。
セリオルが怒っているのは、もちろんゼノアに対してだ。
このような手段に訴える理由が、セリオルにはわからなかった。ゼノアは自らの許に、セリオルたちを全滅させるに十分であると確信するだけの戦力を有しているはずだった。自分の行動の邪魔をされたくないのなら、最初からセリオルたちのところへ、あの黒騎士でも派遣すれば良いのだ。
もちろんセリオルたちもただで敗れるつもりは無い。むしろ瑪瑙の座の力を集結すれば、黒騎士を撃破することも不可能ではないはずだ。とはいえ黒騎士の持つ闇の力の大きさは、いまだ推測の域を出ていない。逆にゼノアは、瑪瑙の座の幻獣の力がどのくらいのものかを知悉している。
有利なのは、ゼノアのほうなのだ。
行動の制限をセリオルたちから受けることなど、ゼノアが考えるはずが無いのだ。
だとしたら、この襲撃の意味は何なのか。
どうせ確信は得られないのだから、考えても仕方が無いかもしれない。だがセリオルは、無数に浮かぶ推論を頭の中で検討せずにはいられなかった。
なぜなら、ここは彼とゼノアの故郷なのだから。
この南西地区には、かつてまだ幼かった彼らが共に遊んだ思い出の場所もあった。今、そこは黒き魔物の群れによって蹂躙されている。
「火柱よ。怒れる火竜の逆鱗の、荒塵へと帰す猛襲の炎――ファイラ!」
火炎に魔物を巻き込み、セリオルはその場所――かつて遊んだ公園を浄化する。
そこが、彼が倒すべき強力なマナを持つ魔物が出現した場所だった。
見晴らしの利く公園。様々な遊具があり、広場があり、ちょっとした丘のような場所がある。木陰があり、噴水があり、そこから流れ出した水で子どもたちが遊べる場所がある。遠くに風車が見え、晴れの日には皇城の尖塔が陽の光を受けてきらきらと輝くのが美しい。若い母親が幼い子どもを連れて遊びに来るような、平和な公園。
「……お前か、私の相手は」
それは翼の生えた巨大な目玉の化け物だった。
不気味な黄色い身体。中心に大きな目玉が1つあり、そのすぐ下に目玉と同じくらいの大きさの、鋭い牙の並んだ口がある。目玉と口に翼が生えたような姿の魔物。翼は腕と一体化している。一応、翼の根元の少し下からは細い両脚も生えていた。
アーリマン。悪魔の目玉とも呼ばれる、狡猾で強力な魔物だ。
――だが。
瞬時に詠唱された呪文がマナを魔法へと変換し、巨大な氷柱がアーリマンの翼を貫いた。
怒れる魔導師の先制攻撃を、魔物は回避も出来ずに受けてしまった。飛行能力が低下し、アーリマンは行動力を大きく殺がれた。
セリオル・ラックスター。
かつて幻獣研究所に所属し、ゼノア・ジークムンドと共に研鑽を積んだ男。
類稀なる才覚を持ち、希代の天才と言われる頭脳に恵まれた者。
アーリマンは、すぐに気づくべきだった。
怒りの全てをマナへ換えたかの如き力を揮うこの男に、単騎で挑むべきでなかったと。
「終末に神が放ちし聖なる火――」
その詠唱が始まった時、アーリマンはかろうじて空へ戻ろうともがいていた。
そして彼がよろめきつつも空へ戻った時、彼の命は終わりを迎えた。
「世界を壊す黄昏に、色艶やかなる業火の祝福――ファイガ」
それは、業火の魔法。
黒魔法の奥義を除いた最高位に位置する、上級黒魔法のひとつ。
ローランの賢人、クラリタ・フォン・アルシエラが授けた書は、すでにその全てをセリオルの力として捧げてしまったのだ。
「……今日、私に遭ってしまうとは。運が無かったですね」
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